『佐藤 健』にハマってみた。

佐藤健ファン活備忘録

『天皇の料理番』#2

天皇の料理番』を

スカパー 一挙放送で全話確保。!(^^)!

 

健くんの演技が素晴らしかっただけではなく

ドラマ自体の質が高く、本当に見ごたえがある。

 

news.mynavi.jp

 

上記記事には

TBSテレビ開局60周年記念作品として制作され

撮影期間は通常の連ドラの2倍にあたる

半年間にもおよんだ大作」とある。

 

局の威信にかけ、鳴り物入りで作られ

緻密に練られ、丁寧に撮られた作品。

 

半年かけての撮影だなんて

るろ剣』並みじゃないのー!(笑)

地方ロケもパリまで行って。

プレッシャーも相当だったでしょう。

キャストもスタッフさんたちも

精神的・肉体的に、並みのドラマとは

別格の覚悟を要求されたと思う。

 

 

だからこその、あの“包丁さばき”なのよね。

料理に対する興味など、無いどころか

大きくマイナスの健くんが(笑)

プロはだしの域まで技を習得した、と。

 

るろ剣でも発揮された

吹き替えや編集に頼らず、自身の身体で

限りなくリアリティを追及する姿勢。

本気が、現場にも画面にも滲み出ている。

 

 

それは、共演の鈴木亮平さんにも言えて

本来ガタイが良いはずの彼が

結核を患う兄やんを演じるため

回を追うごとガリガリになっていった。

 

記事によれば、20㎏の減量とのこと。

見た目からして病的だし

ここまで極端に短期間で、となると

実際ご本人の健康状態が大丈夫か

真面目に心配になったほど。

 

役柄上身体をここまで酷使するのは

プロ根性以外の何物でもない。

どんどん痩せていく彼を

日々身近に見ていた健くんも

“役者の覚悟”を目の当たりにし

大いに感ずるところがあったと思う。

 

 

俳優さんがどこまで役作りをするかは

演技の巧拙とは別の次元の話。

 

その人自身に委ねられた

言わば“自分との闘い”なのであって

やはり、それが過酷だったり

高レベルであればあるほど

観る者の胸を打つ。

 

このドラマでお二人がそれぞれ

主演・助演で賞を獲得したことに

異論を持つ人は少ないはず。

 

 

逆に

ただ漫然と演技しているだけで

称賛が降り注ぐほど

甘い世界でもないだろう。

 

俳優は、一見華やかだけど

泥臭い根性の要求される職業。

 

名声を得るため

それを維持するため

課せられた期待に応えるため

自分を追い込んで

走り続けなくてはならない。

 

 

だけど

佐藤健ほど

賛辞の似合う俳優はいない

と私は思うので

 

いかに歳やキャリアを重ねて

“盤石”と言われる状態にあったとしても

たゆまず「自分に勝ち続ける」

であって欲しい。

(もちろん、大前提として《健康第一》で)

 

そして同時に

多大な努力も厭わず打ち込めるほどの

大作・傑作へのオファーが引きも切らない俳優

であっていただきたい、と願っている。