『佐藤 健』にハマってみた。

佐藤健ファン活備忘録

『サムライマラソン』#1

 

…どうしよう。

コメントに悩む。

 

「これ、いつ面白くなるんだろう?」

と訝りながら進んだら

とうとう終わってしまった(苦笑)

 

グロい殺戮シーンと森林浴の

長い長い1時間45分。

 

 見放題に含まれていなかったから

Paraviチケット550円也をつぎ込んだのが

惜しい悔しい。

 

 

出演陣は豪華過ぎるほど。

ってか、もろ大河ドラマレベル(笑)

殿は明智光秀だし、俊足くんは織田信長だし、

健くんの奥さんはコマちゃんだし。

 

緋村剣心相楽左之助もいて

何でこんな侍映画しか作れないの?

もったいなくない???

 

「もったいない」で言ったら

この題材なら、絶対面白くできるでしょ。

原作が『超高速!参勤交代』と同じ作者なのに。

素材の良さ、ぶち壊してる。

 

盛り上がりに欠ける展開も

個々のエピソードの寄せ集め方も

結局何を表したいのか、伝わって来ない。

 

しかも。

設定は幕末、なんですよね?

適当な時代考証が本当に許せない。

 

「世界に発信するため」

わざわざ海外から有名な監督・

プロデューサー・音楽家を招いて、

お衣装担当もワダエミさんだそうで。

 

もうね、全部空回りしてる。

お金の無駄遣い。

鳴り物入りで制作にかかって

この仕上がりとは…

かえって虚しくないですかね(毒)

日本映画界、それで良いのか?

 

 

気になるのは

この作品に対し健くんがどう感じているか。

 

eiga.com

 

『時代劇という以前に、海外スタッフとの

仕事が大きな動機になったという佐藤。

小松菜奈長谷川博己ら共演者にも

魅力を感じていた。だが、撮影現場では

「まさか、あんなことになるとは…」と

これまで培ってきた時代劇のイメージを覆される。』

 

「世界規模で仕事ができる」と勇んで引き受けた

ということね。

 

それで、監督の

『「枠にとらわれないでくれ」という奔放な演出に驚き

戸惑い、試行錯誤を繰り返した』と。

 

『「もしこのやり方でいい映画が撮れるのだとしたら

今まで僕たちが気にしてきた細かいことは何だったんだ

というくらい違っていて、大混乱に陥った現場でした。』

byたける

 

 

なるほど。

 

 

同じ時代劇でも『るろ剣』とは違う

「大変さ」があったと察しがつく。

 

クォリティアップのため自ら動いて

監督やプロデューサーと

協議を重ねる健くんにしたら

さぞストレスの溜まる現場だったろう。

 

 

私個人は

細かいことを気にする現場で

緻密に作られた映画が好き。

そして、その中に活かされている健くんを見たい。

 

 

これを撮ったのは、30歳を前に

精力的に活動してた頃なので

ある意味実験的な出演とは思うし

 

オファーを受ける際

メンツと謳い文句だけじゃ

傑作になるとの保証はないけれど

 

健くんのこれまでのキャリアの積み重ね方が

特に前半、素晴らしかったので

こういう作品が履歴に残るのが残念。

 

これからは

寡作で構わないので

“良作”を選び抜き

演じていっていただきたい。